コーヒーでダイエットはできるのか

コーヒーの脂肪燃焼成分

コーヒーには脂肪の燃焼効果があるということで近年注目されており、特定保健用食品(トクホ)などでダイエット効果を売りにしたコーヒーの商品が販売されていることはご存じの方も多いと思います。

ダイエットの方法の一つとして飲まれているコーヒーですが、何故コーヒーを飲むと脂肪が燃焼すると言われているのでしょうか?

それは、クロロゲン酸というポリフェノールと、カフェインの2つの成分が鍵になっています。

クロロゲン酸とは?

クロロゲン酸とはポリフェノールの一種で、コーヒー以外にはゴボウ・さつま芋・りんごなどにも含まれている成分です。

コーヒーには生豆の状態で成分中の5%~10%、焙煎後で最大5%ほどが含まれています。

クロロゲン酸は1種類というわけではなく、コーヒーには少なくとも13種類のクロロゲン酸が含まれているそうです。

ポリフェノールといえば強力な抗酸化作用で有名ですが、もちろんこのクロロゲン酸もポリフェノールですので抗酸化作用を持っています。

ダイエットに関わる作用としては中性脂肪が蓄積するのを防ぐ働きや、血糖値上昇を抑制し糖尿病を予防する効果があります。

中性脂肪の蓄積を防ぐことは、皮下脂肪の増加予防だけでなく、メタボリックシンドロームと深い関わりが指摘されている脂肪肝を防ぐことにも繋がります。

花王の行った研究ではクロロゲン酸の摂取によって脂肪消費量とエネルギー消費量が増加したことが確認されたそうです。

これはクロロゲン酸によって肝臓での脂肪酸の燃焼が促されたためであると考えられています。

クロロゲン酸は焙煎が深くなる程消失してしまう成分ですので、少しでも多く摂取したいという方は浅煎りのコーヒーを飲む方が深煎りよりも多く摂ることができます。

【焙煎の浅いコーヒー】

カフェインの働きは?

一方、カフェインはコーヒー以外に緑茶・紅茶・カカオなどにも含まれる成分で、眠気覚ましの成分として知っている方が多いと思います。

カフェインは生豆に1%~2%、焙煎後も1%~2%含まれており、焙煎ではそれほど消失しません。

よく知られている覚醒作用による眠気覚ましだけでなく、利尿作用によるむくみの改善や脳血管の収縮作用による血管拡張型頭痛の改善、そして脂肪燃焼の効果も持っています。

まず、カフェインには脂肪を燃やす褐色脂肪細胞という特殊な細胞を活性化させる働きがあります。それに加え脂肪を分解するリパーゼの活性化をする働きもあります。

リパーゼとは膵臓(すいぞう)から分泌される消化酵素で、脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解します。

ただし、褐色脂肪細胞は老化によって減っていくもので、活性化しても過大な期待はできないという話もありますし、リパーゼによって分解された脂肪も運動などで燃焼しないと再び結合して元に戻るそうです。

ですので、どうやらカフェインを摂取するだけで痩せるということではないようです。

ダイエットのプラスアルファになるのでは

クロロゲン酸とカフェインの作用は脂肪の燃焼に関わる作用がありそうなことはわかりました。

しかし、コーヒーを飲むだけで痩せると言うのは少々言い過ぎではないかと思います。

特にカフェインは摂取しすぎると体質によっては副作用が起こる場合もありますので、痩せたいがためにむやみやたらと飲むと言うのはやめたほうが良いでしょう。

やはり、コーヒーは1日3~4杯が適量です。

ダイエットの運動をした上でプラスアルファとしてコーヒーを飲むと、脂肪燃焼の効果を高めてダイエットを成功させることができるのではないでしょうか。